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雪の多い地域に住んでいて、ベルランゴが気になっている。そんな時にまず引っかかるのが「四駆はあるの?」という点ですよね。
結論から言うと、日本で買えるベルランゴに四駆(4WD)はありません。現行の4モデルはすべて前輪駆動(FF)で、雪道への備えは「グリップコントロール」とスタッドレスタイヤの組み合わせになります。
この記事を読めば、FFのベルランゴで雪国の冬を越せるか、どのグレードを選べばいいかが分かります。
ベルランゴの駆動方式は全車FF。4駆は日本に無い
2026年10月時点の現行4モデルは、すべて前輪駆動(FF)・1.5Lディーゼル・8速ATです。4WDの設定は日本向けにありません。
『XTRってアウトドアっぽい見た目だし、4駆なんじゃないの?』と思う方も多いはずです。
実はXTR Grip Control Packageも、駆動はFFのままなんです。前後のアンダーガード風デコレーションや17インチホイールは、見た目と悪路での安心感を足すための装備です。
現行4モデルの駆動まわりを並べると、こうなります。
| グレード | 定員 | 駆動 | グリップコントロール | タイヤ | 価格(2026年10月時点) |
|---|---|---|---|---|---|
| MAX | 5人 | FF | なし | 205/60R16 | 4,490,000円 |
| MAX XTR Grip Control Package | 5人 | FF | あり | 205/55R17 | 4,698,000円 |
| LONG MAX | 7人 | FF | なし | 205/60R16 | 4,670,000円 |
| LONG MAX XTR Grip Control Package | 7人 | FF | あり | 205/55R17 | 4,878,000円 |
出典はシトロエン公式の装備・諸元表(2025年11月版)とモデルページです。価格は経済変動加算額300,000円を含んだ2026年10月時点の金額なので、最新は見積もりで確かめておきましょう。
改良前のFEEL・SHINE・SHINE XTR PACKといった中古で見かける名前も、日本で正規に売られた3代目に4WDの設定はありません。中古で「4駆」と書かれた個体を見かけたら、車検証の駆動方式欄で確かめるのが確実です。
グレードごとの装備の違いをもっと知りたい方は、ベルランゴのグレードの違いで詳しく比べています。
グリップコントロールって何?4WDとはどう違う?
グリップコントロールは、XTR Grip Control Packageだけに付く走行モードの切り替え機能です。駆動はFFのまま、前輪が滑って空回りしそうな場面で制御を変えて、路面をつかみやすくしてくれます。
モードは4つあります。
| モード | 想定している路面 |
|---|---|
| ノーマル | 普段の舗装路 |
| スノー | 雪道 |
| マッド | ぬかるみ・泥道 |
| サンド | 砂地 |
『じゃあ4駆と同じくらい雪に強いの?』と気になりますよね。
ここが大事なところです。4WDは後輪にも力を送って「押す力」を増やしますが、グリップコントロールは前輪2本の空転を抑える仕組みです。力をかけられるタイヤの数そのものは増えません。
- 圧雪路での発進で前輪が空回りしかけた時
- キャンプ場のぬかるんだ駐車場から出る時
- 砂利や砂の多い河原・海沿いの道
- タイヤが埋まるほどの深い雪
- 凍った急な上り坂での坂道発進
- 夏タイヤのままの雪道
シトロエン公式も、安全に走るにはスタッドレスタイヤなど路面に合ったタイヤが必要だと注記しています。グリップコントロールは「タイヤの性能を引き出す道具」と考えておくと、期待しすぎずに済みます。

FFのベルランゴで雪道・雪国の冬は越せる?
『FFで雪国はさすがに無理かな…』と不安になる方もいますよね。
実は、FFは重いエンジンが駆動する前輪の上に載っているので、雪道の発進では後輪駆動より有利と言われます。ベルランゴも1.5Lディーゼルが前輪の上にある前輪駆動です。
ただ、ディーゼルは低い回転から力が出るのが特徴です。最大トルク300Nmを1,750rpmで出すので、アクセルを強く踏むと雪の上では前輪が一気に滑りやすくなります。
例えばこんな場面があります。
「朝の駐車場、雪が積もっていて出られない」
「アクセルを少しずつ足して、ゆっくり転がすと出やすいですよ」
つまり、踏み方さえ丁寧なら、除雪された市街地の道は普通に走れるという方が多いはずです。難しくなるのは、除雪前の深い雪や、凍った坂の多い山道です。
- 除雪車が通る前の朝の生活道路
- スキー場へ向かう雪山の急な上り坂
- 轍(わだち)が深く残った道
- 凍結した橋の上やトンネルの出口
車体の大きさも頭に入れておきましょう。5人乗りで全長4,405mm・車両重量1,600kg(XTRは1,630kg)、7人乗りのロングは全長4,770mm・1,660kg(XTRは1,680kg)です。重い車ほど、滑り出すと止まりにくくなります。
7人乗りの大きさが気になる方は、ベルランゴ ロングの価格とサイズも合わせて読んでみてください。
ベルランゴで雪道を走るコツ
ここからは、FFのベルランゴで冬を安心して過ごすための具体的な手順です。どれも特別な技術ではありません。
- 冬が来る前にスタッドレスタイヤを4本そろえて付けておく
- XTRならダイヤルをスノーモードに合わせてから走り出す
- 発進はアクセルをじわっと踏み、前輪が空回りしたら一度戻す
- 車間距離をふだんの2倍以上あけておく
- 長い下り坂はパドルシフトで低いギアに落として速度を抑える
- 滑りやすい路面ではアクティブクルーズコントロールを切っておく

タイヤサイズはグレードで違います。MAXとLONG MAXは205/60R16、XTR Grip Control Packageの2台は205/55R17です。
スタッドレスやチェーンを買う時は、タイヤの側面に書かれたサイズで合わせるのが確実です。タイヤ選びの詳しい話はベルランゴのタイヤサイズと交換費用にまとめています。
もう一つ大事なのがパンクへの備えです。ベルランゴにはスペアタイヤが無く、パンク修理キットが積まれています。
- スノーブラシとスコップ
- 解氷スプレー
- 手袋と長靴
- 合うサイズのタイヤチェーン
燃料は軽油です。寒い地域では、冬用に調整された軽油が地元のスタンドで売られます。寒冷地へ遠出する時は、目的地の近くで給油しておくと安心ですよ。
雪国ならXTR Grip Control Packageを選ぶべき?
『雪のためだけに20万円以上高いグレードを選ぶべき?』と迷いますよね。
まずは価格差を数字で見ておきましょう。
| 比較 | 標準 | XTR Grip Control Package | 差額 |
|---|---|---|---|
| 5人乗り | MAX 4,490,000円 | 4,698,000円 | 208,000円 |
| 7人乗り | LONG MAX 4,670,000円 | 4,878,000円 | 208,000円 |
(2026年10月時点・税込・経済変動加算額300,000円込み)
差額は5人乗りも7人乗りも208,000円です。この中にはグリップコントロールだけでなく、17インチアロイホイール、アドバンストコンフォートシート、レッドのカラーアクセント、XTR専用シートなども含まれます。
つまり「雪道の機能に20万円」ではなく、見た目や座り心地も込みの差額なんです。
- 冬に雪の残る道を毎日のように走る
- キャンプ場や河原など未舗装路に入ることが多い
- グリ アルタンスの色に惹かれている(XTRだけの色)
- シートの座り心地にもこだわりたい
逆に、冬に雪が降るのは年に数回、除雪された道しか走らないという方なら、MAXにスタッドレスで十分という考え方もあります。
燃費はどちらもWLTC 18.1km/L(全4モデル共通)なので、XTRを選んでも燃料代は変わりません。自動車税も1.0L超1.5L以下の区分で、どのグレードも年30,500円です。
5人乗りと7人乗り、雪道で違いはある?
駆動方式とエンジンは5人乗りも7人乗りも同じです。違いが出るのは、車の長さと重さ、小回りです。
| 項目 | 5人乗り(MAX系) | 7人乗り(LONG MAX系) |
|---|---|---|
| 全長 | 4,405mm | 4,770mm |
| ホイールベース | 2,785mm | 2,975mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.8m |
| 車両重量 | 1,600kg(XTR 1,630kg) | 1,660kg(XTR 1,680kg) |
雪の壁で道幅が狭くなる地域では、0.2mの回転半径の差が効いてくることも。除雪の雪が積まれた狭い交差点を曲がる時は、7人乗りのほうが切り返しが増えやすいです。
一方で、家族全員とスキー道具を1台で運べるのは7人乗りの強みです!雪国の暮らしで何を優先するかで選んでみてください。
どうしても4WDが必要な人はどうする?
勾配のきつい山あいに住んでいる、毎朝除雪前に出なければいけない。そんな方にとって、4WDが無いのは大きな判断材料ですよね。
その場合は、ベルランゴにこだわらず、4WDを選べる車も比べてみてください。国産ミニバンには4WDの設定があるモデルもあります。
国産ミニバンとの違いは、ベルランゴとヴォクシー・ノア・セレナの比較で詳しく見ています。
- 5人乗りで荷室 約597L、最大 約2,126Lの積載力
- 軽油で走るディーゼルの燃料代
- 輸入車MPVならではのデザイン
- 除雪前の深雪を毎日走る
- 急な坂道の途中に自宅がある
- 雪山の林道や未除雪路に入る
迷った時は、冬の走り方を販売店にそのまま伝えて相談するのがいちばんです。「毎朝この坂を上るんですが」と具体的に話すと、合うグレードとタイヤを提案してもらいやすくなります。
MAXとXTRの見積もりを両方取って、実際の差額と納期を比べてみると判断しやすくなりますよ。
ベルランゴ買いたいドットコム
ベルランゴの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ベルランゴの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの交渉を考えている方は、ベルランゴの値引き相場と交渉の順番を先に読んでおくと、見積もりの見方が分かります。
よくある質問
ベルランゴに4WDモデルはありますか?
日本で販売されているベルランゴに4WDはありません。現行4モデルはすべて前輪駆動(FF)です。雪道向けにはXTR Grip Control Packageのグリップコントロールが用意されています。
グリップコントロールは4WDの代わりになりますか?
4WDと同じではありません。前輪の空転を抑えて路面をつかみやすくする機能なので、深い雪や凍った急坂では限界があります。スタッドレスタイヤと組み合わせて使うのが前提です。
MAXでも雪道は走れますか?
スタッドレスタイヤを付ければ、除雪された道なら走れるという方が多いです。グリップコントロールはMAXに付かないので、発進時のアクセル操作を丁寧にしておきましょう。
スタッドレスタイヤのサイズは何ですか?
MAXとLONG MAXは205/60R16、XTR Grip Control Packageの2台は205/55R17です。購入前にタイヤ側面の表記で確かめておくと確実です。
雪山へスキーに行くのに向いていますか?
荷室が広く、板や荷物は積みやすい車です。ただし山道の急坂や深雪では4WDより不利なので、スタッドレスとチェーンを備え、天候の悪い日は無理をしない計画にしておきましょう。
まとめ
- 日本のベルランゴは全車FFで、4WDは無い
- グリップコントロールはXTR Grip Control Packageだけの装備で、モードはノーマル・スノー・マッド・サンドの4つ
- 標準とXTRの差額は5人乗り・7人乗りともに208,000円(2026年10月時点)
- 雪道ではスタッドレス4本と、丁寧なアクセル操作が基本
- 除雪前の深雪を毎日走るなら、4WD車も比べて選ぶ





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