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ベルランゴを見積もろうとしたら、MAXやXTR、LONGと名前が並んでいて手が止まった。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、現行のグレードは「5人乗りか7人乗りか」と「XTR Grip Control Packageを付けるか」の2つの選択だけです。この記事を読めば、価格差で何が付くのか、中古で見かけるFEEL・SHINEとの関係まで分かります。
ベルランゴのグレードはいくつある?
2026年10月時点の現行グレードは4つです。エンジン・ミッション・燃費は4つとも同じなので、違うのは乗車定員と見た目・雪道の装備だけなんです。
まずは価格を並べてみますね。価格は2026年10月時点のメーカー希望小売価格で、経済変動加算額300,000円を含みます(シトロエン公式)。
| グレード | 乗車定員 | 価格(税込) | MAXとの差 |
|---|---|---|---|
| MAX | 5人 | 4,490,000円 | 基準 |
| MAX XTR Grip Control Package | 5人 | 4,698,000円 | +208,000円 |
| LONG MAX | 7人 | 4,670,000円 | +180,000円 |
| LONG MAX XTR Grip Control Package | 7人 | 4,878,000円 | +388,000円 |

『そんなに少ないの?』と思われたかもしれません。実はベルランゴは、グレードで装備に大きな差をつけない車です。
エンジンは全車1.5L BlueHDiディーゼルターボで、8速ATと前輪駆動の組み合わせです。燃費もWLTC 18.1km/Lで4つとも共通です。
ガソリン車やハイブリッドは日本向けにありません。ここはベルランゴがディーゼルだけの理由と軽油のメリットで詳しく書いています。
MAXとXTR Grip Control Packageの違いは?
同じ5人乗りで208,000円の差。ここが一番迷うところですよね。
XTR Grip Control Package(以下XTR GCP)で増えるのは、大きく分けて「雪道や泥道の装備」と「見た目」です。
| 項目 | MAX | MAX XTR GCP |
|---|---|---|
| グリップコントロール | なし | あり(ノーマル/スノー/マッド/サンド) |
| タイヤ | 205/60R16 | 205/55R17 |
| カラーアクセント | ホワイト | レッド |
| 前後のアンダーガード風デコレーション | なし | あり |
| ダッシュボード | ブラック | グレー |
| シート | ファブリック(ホワイトアクセント) | XTR専用ファブリック+アドバンストコンフォートシート |
| 車両重量 | 1,600kg | 1,630kg |
| 選べる色 | ブルー キアマ/グリーン シルカ/ブラン イシ | グリ アルタンス/グリーン シルカ |
出典は公式装備・諸元表(2025年11月版)とモデルページです。アクア グリーンは2025年11月から4モデルすべてに設定されています。
グリップコントロールは四駆ではない
ここは誤解が多いところです。グリップコントロールは、前輪の空転をブレーキとエンジンで抑えるFFのトラクション制御です。
ベルランゴに4WDはありません。公式も「スタッドレスタイヤなど路面に合ったタイヤが必要」と注記しています。
- 雪の多い地域や未舗装路のキャンプ場によく行く
- グリ アルタンスの色が欲しい
- 赤いアクセントやガード風の見た目が好み
- 前席と2列目の座り心地を少しでも上げたい
逆に、街乗りと高速がほとんどならMAXで困る場面は少ないはずです。浮いた約20万円をオプションやスタッドレスに回す考え方もありますよ。
LONG MAXと5人乗りMAXは何が違う?
『7人乗りにすると何が増えて何が減るの?』という疑問もよく聞きます。LONG MAXはMAXより180,000円高く、全長が365mm長い7人乗りです。
| 項目 | MAX(5人) | LONG MAX(7人) |
|---|---|---|
| 全長 | 4,405mm | 4,770mm |
| 全高 | 1,830mm | 1,850mm |
| ホイールベース | 2,785mm | 2,975mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.8m |
| 荷室(トノカバー下) | 約597L | 約850L(5シート時) |
| ガラスルーフ MODUTOP | あり | なし |
| 3列目シート | なし | 2座独立(脱着・前後スライド) |
ここが大事なところです。ロングにはガラスルーフ「MODUTOP」が付きません。
明るい天井と頭上の収納が気に入って選ぶ人もいるので、試乗では5人乗りとロングの両方に座ってみてください。サイズや3列目の使い勝手はベルランゴ ロング(7人乗り)の価格とサイズにまとめています。
ロングにもXTR GCPがあります。LONG MAX XTR Grip Control Packageの3列目は、XTR専用ではなく通常のファブリックシートです。
4グレード共通の装備はどこまで?
『安いMAXだと安全装備が削られるのでは』と心配する方もいます。実はそこは4グレードとも同じなんです。
- アクティブセーフティブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)
- アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー付)
- レーンポジショニングアシストとレーンキープアシスト
- ブラインドスポットモニターとバックカメラ
- 10インチタッチスクリーン(Apple CarPlay・Android Auto対応)
- デジタルメーター、ステアリングヒーター、パドルシフト
- 左右独立のオートエアコン(後席の吹き出し口付き)
純正ナビは設定がなく、スマホをつないで地図を出す使い方になります。後席のスライドドアは手動で、電動はどのグレードにもありません。
この2点は、国産ミニバンから乗り換える方がつまずきやすいところです。見積もりの前に知っておくと、あとで慌てずに済みますよ。
MAXとロングで付く装備が少し違う
共通装備が多い一方で、ボディごとに付くものも少しあります。5人乗りと7人乗りで迷っている方は、ここも見ておきましょう。
| 装備 | MAX系(5人) | LONG系(7人) |
|---|---|---|
| ガラスルーフ MODUTOP(電動メッシュサンシェード付) | あり | なし |
| フレキシブルラゲッジトレイ | あり | なし |
| ロールアップ式トノカバー | なし | あり |
| 3列目2座独立シート | なし | あり |
出典は公式装備表(2025年11月版)とモデルページです。荷室の使い方が変わる装備なので、ふだん積む荷物を思い浮かべながら比べてみてください。
旧FEEL・SHINE・XTR PACKとの関係は?
中古車を見ていると、FEELやSHINEという名前が出てきますよね。これは今のMAXより前のグレード名です。
| 時期 | グレード名(新車時価格) | 出典 |
|---|---|---|
| 2019年10月 | デビューエディション(3,250,000円) | webCG |
| 2020年10月 | FEEL(3,120,000円)/SHINE(3,380,000円)/SHINE XTR PACK(3,430,000円) | CAR and DRIVER |
| 2023年1月 | LONG SHINE(4,433,000円)/LONG SHINE XTR PACK(4,554,000円) | くるまのニュース |
| 2024年1月 | SHINEをMAXに改名(MAX 4,227,000円/LONG MAX 4,433,000円) | グーネット/GAZOO |
| 2024年10月 | マイナーチェンジ後のMAX・LONG MAX | Stellantisジャパン |

FEELとSHINEの違い
FEELは価格を抑えた入門グレード、SHINEは装備を足した上級グレードという位置づけでした。新車時の差は26万円です。
ただ、中古で選ぶなら年式と装備表を個体ごとに見るのが確実です。同じ名前でも年によって中身が変わっていることがあります。
XTR PACKとXTR Grip Control Packageは別物
「XTR」という文字は同じでも、改良前のXTR PACKと今のXTR GCPは別のパッケージです。
中古で「ベルランゴ XTR」を探すときは、グリップコントロールのダイヤルが付いているかを実車で確かめてみてください。グリップコントロールの無い個体を、雪道用と思い込んで買う失敗を防げます。
2024年10月より前の車は、メーターが旧タイプで画面も8インチです。デジタルメーターや10インチ画面、レーンポジショニングアシストは改良後の装備です。
改良でどこが変わったかは2024年マイナーチェンジで変わったところで比べています。
結局どのグレードを選べばいい?
ここまで読んで『結局どれ?』と思った方へ、迷ったときの決め方を順番にしておきますね。
- 3列目を年に何回使うかを考える(ほぼ使わないなら5人乗り)
- ガラスルーフが欲しいなら5人乗りに決まる
- 雪道・未舗装路に行く回数でXTR GCPかを決める
- 色の候補がそのグレードで選べるかを確かめる
- 2グレードに絞って見積もりを取り、総額で比べる
例えば、ディーラーでこんなやり取りになることがあります。
「7人乗れたほうが安心かなと思って」
「3列目は年に何回くらい使いそうですか?」
この質問に「数回」と答えるなら、5人乗りの広い荷室とガラスルーフのほうが毎日の満足は高いかもしれません。
ディーゼル車なので、AdBlue(尿素水)の補充も維持の中に入ります。どのグレードでも同じ仕組みなので、ベルランゴのAdBlue補充の目安も一度読んでおくと安心ですよ。
迷いやすい3つのパターン
よく相談に上がるのは、次の3つの組み合わせです。
| 迷っている2つ | 価格差 | 決め手になりやすいこと |
|---|---|---|
| MAX と MAX XTR GCP | 208,000円 | 雪道に行く回数と、グリ アルタンスの色 |
| MAX と LONG MAX | 180,000円 | 3列目の出番と、ガラスルーフ |
| LONG MAX と LONG MAX XTR GCP | 208,000円 | 雪道に行く回数と、2列目までの座り心地 |
どの組み合わせも、エンジンと燃費は同じです。だからこそ「自分の使い方で出番がある装備か」だけで決めて大丈夫なんです。
ベルランゴ買いたいドットコム
ベルランゴの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ベルランゴの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
見積もりは2グレード分を同じ条件で出してもらうと、差額の中身がはっきりします。値引きの交渉の順番はベルランゴの値引き相場と限界額で詳しく書いています。
よくある質問
ベルランゴのグレードで一番売れているのはどれですか?
グレード別の販売比率は公式に出ていません。ただ、Stellantisジャパンは2025年にロングが5人乗りを上回る販売だったと発表しています。
MAXとMAX XTR Grip Control Packageで燃費は違いますか?
WLTC 18.1km/Lで4グレード共通です。XTR GCPは30kg重く17インチタイヤなので、実際の燃費は走り方で差が出ることもあります。
FEELとSHINEの違いは何ですか?
2020年のカタログモデルで、FEELが入門、SHINEが上級グレードでした。新車時の価格はFEEL 3,120,000円、SHINE 3,380,000円です。中古で選ぶときは個体ごとの装備表で確かめてみてください。
ロングにもXTRはありますか?
あります。LONG MAX XTR Grip Control Packageで、2026年10月時点の価格は4,878,000円です。
4WDのグレードはありますか?
ありません。全車FFで、XTR GCPのグリップコントロールが雪道や泥道の発進を助ける装備です。
まとめ
- 現行は MAX/MAX XTR GCP/LONG MAX/LONG MAX XTR GCP の4グレード
- 価格は449万円から487.8万円(2026年10月時点・経済変動加算額込み)
- エンジン・ミッション・燃費・主な安全装備は4グレード共通
- XTR GCPはグリップコントロールと17インチ・専用内外装で+208,000円
- ロングはガラスルーフが無い代わりに3列目と広い荷室が付く
- FEEL・SHINE・XTR PACKは改良前のグレード名で、中古で出会う名前





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