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ベルランゴを調べていたら、ディーゼルしか無いと知って少し不安になった。ガソリン車に慣れている方なら、そう感じるのも自然ですよね。
結論から言うと、日本で買えるベルランゴは全車1.5Lのディーゼルで、燃料は軽油です。この記事では、ディーゼルで良かったと思える点と、知らないと困る点を順に見ていきます。
ベルランゴの燃料は軽油?ハイオク・レギュラーは?
ベルランゴの燃料は軽油です。ハイオクもレギュラーガソリンも入れてはいけません。給油口の近くにも燃料の種類が表示されています。
『外車だからハイオクでしょ?』と思っている方、実はけっこういます。でもベルランゴはディーゼル車なので、ハイオクもレギュラーも使えないんです。
ガソリンスタンドでは「軽油」の表示か、緑色のノズルが目印になることが多いです。ただ色はお店で違う場合もあるので、忘れずに文字で確かめてから給油しましょう。
エンジンをかけずに、その場でスタンドの店員さんかロードサービスに連絡してください。シトロエンには24時間対応の「シトロエン・アシスタンス」があります。エンジンをかけて走ると、燃料系の部品に負担がかかって修理が大きくなりやすいです。
セルフ給油に慣れていないうちは、家族で給油する人にも「この車は軽油」と伝えておくと安心ですよ。
ディーゼルの音や振動はどう?
『ディーゼルってガラガラうるさいんでしょ?』という心配もよく聞きます。
アイドリング中や寒い朝のかけ始めは、ガソリン車より音や振動を感じやすいのは確かです。一方で、走り出してしまえば気にならないという声も多くあります。
ここは感じ方に個人差が大きいところです。試乗では、エンジンをかけた直後と、信号待ちの時の音を窓を開けて聞いてみてください。
ベルランゴにガソリン車やPHEVは無いの?
無いです。日本向けのベルランゴには、ガソリン車もハイブリッドもPHEVもありません。
欧州には電気自動車の「ë-Berlingo」がありますが、日本には導入されていません。電動化の見通しはベルランゴのEV・ハイブリッドの話で書いています。
| 項目 | 日本向けベルランゴ |
|---|---|
| ガソリン車 | なし |
| ディーゼル車 | 全4グレード(1.5L BlueHDi) |
| ハイブリッド・PHEV | なし |
| EV(ë-Berlingo) | 日本未導入 |
| 4WD | なし(全車FF) |
| MT | なし(8速ATのみ) |
つまり、ベルランゴを選ぶならエンジン選びで迷う必要はないということ。グレードは乗車定員と装備で選ぶだけです。詳しくはベルランゴのグレードの違いをどうぞ。
ディーゼルのベルランゴは燃費が良い?
カタログ燃費はWLTC 18.1km/Lで、5人乗りもロングも同じです(公式諸元)。
| 走行モード | WLTC燃費 |
|---|---|
| 総合 | 18.1km/L |
| 市街地 | 14.5km/L |
| 郊外 | 18.2km/L |
| 高速道路 | 20.2km/L |

高速道路の数値がいちばん良いのがディーゼルらしいところです。一定の速度で長く走る場面が得意なんですね。
逆に、近所の買い物だけのような短い距離の繰り返しは、燃費の面でもエンジンの面でも得意ではありません。
燃料代の目安は「使う量」で考える
軽油の値段は時期と地域で変わるので、ここでは使う量で計算してみます。カタログ燃費のまま走った場合の数字です。
| 年間の走行距離 | 使う軽油の量(WLTC 18.1km/Lで計算) |
|---|---|
| 5,000km | 約276L |
| 10,000km | 約552L |
| 15,000km | 約829L |
この量に、近所のスタンドの軽油の値段をかけると年間の燃料代の目安になります。軽油はレギュラーガソリンより1Lあたり安く売られていることが多いので、同じ燃費のガソリン車より燃料代は下がりやすいです。
実際の燃費は走り方や季節で変わります。満タンの50Lでカタログ上は約900km走れる計算ですが、街乗り中心ならそれより短くなると考えておきましょう。
1.5L BlueHDiディーゼルのメリットは?
『ディーゼルってうるさくて遅いイメージ』という声もありますよね。今のディーゼルは、そのイメージとはだいぶ違います。
- 300Nmのトルクが1,750rpmの低い回転から出る
- 人や荷物を積んでも発進が重くなりにくい
- 高速道路の燃費が20.2km/Lと伸びる
- 燃料が軽油で、単価が下がりやすい
- AdBlue(尿素水)の補充が必要
- 短距離ばかりだと排ガス浄化の部品に負担がかかりやすい
- アイドリング時の音や振動はガソリン車より感じやすい
- 間違ってガソリンを入れると修理が大きくなる
例えば、家族5人とキャンプ道具を積んで高速道路の合流をする場面。ここでトルクの太さが効いてきます。
1,498ccという排気量のわりに力強く感じるのは、ターボと8速ATの組み合わせのおかげです。エンジンの細かい数字はベルランゴのエンジンと走行性能でまとめています。
ガソリン車と比べた時の考え方
『ガソリン車があったら、そっちのほうが安かったのでは?』と思う方もいるかもしれません。ただ、日本向けにはガソリンのベルランゴが無いので、比べる相手はほかの車になります。
ベルランゴを検討する方の多くは、国産ミニバンや同じ輸入MPVと迷っているはずです。比べる相手を決めてから、同じ物差しで数字を並べるのがコツです。
国産ミニバンのガソリン車やハイブリッド車と比べるなら、見るのは燃料代だけではありません。車両価格、税金、AdBlueの補充、点検の費用まで足した「乗っている間の合計」で比べるのが公平です。
| 比べる項目 | ベルランゴで見る数字 |
|---|---|
| 車両価格 | 4,490,000円から(2026年10月時点) |
| 自動車税 | 年30,500円 |
| 燃費 | WLTC 18.1km/L |
| 燃料 | 軽油 |
| 追加で必要なもの | AdBlueの補充 |
国産ミニバンとの比べ方はベルランゴとヴォクシー・ノア・セレナの違いでまとめています。
ディーゼルならではの注意点は?
ここが大事なところです。ベルランゴのディーゼルと付き合ううえで、知っておきたいことが3つあります。
1. AdBlueの補充がある
ベルランゴは排ガスをきれいにするために、AdBlue(アドブルー)という尿素水を使います。燃料とは別に補充が必要で、残りが少なくなるとメーターに警告が出ます。
補充の目安や警告が出たときの対応はベルランゴのAdBlue補充とリセットで詳しく書いています。
2. 短距離ばかりの使い方は苦手
ディーゼル車は、排ガスのすすを溜めて焼き切る仕組みを持っています。エンジンが温まる前に止める運転ばかりだと、この仕組みがうまく働きにくくなります。
『うちは近所の送り迎えがメインなんだけど…』という方もいますよね。そういう方は、ときどき高速道路やバイパスをまとまった時間走る日を作ってあげると良いと言われています。
3. オイルは指定のものを使う
ディーゼルは、排ガス浄化の部品に合ったエンジンオイルの規格が決まっています。カー用品店で交換するときも、取扱説明書の指定と合っているかを確かめましょう。
- 給油のたびに「軽油」の表示を確かめる
- AdBlueの残量表示を月に1回は見る
- 短距離ばかりの月は、少し長めに走る日を作る
- 点検ではオイルの規格と交換時期をディーラーに聞く
オイルの時期や量はベルランゴのオイル交換の時期と量で書いています。
中古のディーゼルを選ぶ時に見ておきたいこと
中古でベルランゴを探している方も、ディーゼルならではの見どころがあります。走行距離の数字だけで決めないのがコツです。
- 点検記録簿で、オイル交換が定期的にされているか
- AdBlue関連の警告や修理の履歴があるか
- エンジンをかけた時に警告灯が消えるか
- 前のオーナーが短距離ばかりの使い方だったか
例えば、販売店ではこんなふうに聞いてみてください。
「整備の記録は残っていますか? AdBlueまわりの修理歴も知りたいです」
「記録簿がありますので、お見せしますね」
記録が残っていない個体は、価格が安くても慎重に見たほうがいいでしょう。寿命の目安はベルランゴは何年・何万km乗れる?で書いています。
寒い季節の給油で気をつけること
軽油には、気温に合わせた種類があります。寒い地域のスタンドでは、冬になると凍りにくい軽油が売られるのが一般的です。
『暖かい地域で満タンにして、そのままスキー場へ』という使い方は少し注意が必要です。寒冷地に着いたら、現地のスタンドで給油して入れ替えておくと安心ですよ。
スキーやスノーボードによく行く方は、雪道の装備も気になりますよね。グリップコントロールについてはベルランゴに四駆はある?で書いています。
ディーゼルのベルランゴが向いている人は?
ここまでをまとめると、向いている人ははっきりしています。
| 向いている使い方 | 慎重に考えたい使い方 |
|---|---|
| 週末に高速道路で遠出する | ほぼ毎日1〜2kmの近距離だけ |
| 人と荷物をたくさん積む | 年間の走行距離がかなり少ない |
| 年間の走行距離が多め | 給油を家族の誰かに任せきり |
| キャンプや帰省で長距離を走る | 補充や点検の手間を減らしたい |

「近距離だけ」の使い方でも乗れないわけではありません。ただ、その場合は点検の時に排ガス浄化の部品の状態を聞いておくと安心です。
自動車税は1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。維持費全体を知りたい方は、ベルランゴの値引き相場とあわせて購入前の予算を組んでみてください。
よくある質問
ベルランゴにハイオクを入れても大丈夫ですか?
入れてはいけません。ベルランゴはディーゼル車で、燃料は軽油です。間違えた時はエンジンをかけずにロードサービスに連絡しましょう。
ベルランゴのガソリン車は中古でもありますか?
現行の3代目は、2019年の日本導入からずっとディーゼルだけで販売されています。ガソリン車を見かけた場合は、正規輸入ではない可能性があるので販売店に確かめてみてください。
ベルランゴのPHEVやハイブリッドはありますか?
日本向けにはありません。欧州にはEVのë-Berlingoがありますが、日本には導入されていません。
ディーゼルの燃費はどれくらいですか?
カタログのWLTC燃費は18.1km/Lで、高速道路モードでは20.2km/Lです。実際の燃費は走り方や季節で変わります。
満タンで何km走れますか?
タンクは50Lで、カタログ燃費のままなら約900kmの計算です。街乗り中心だとそれより短くなります。
ディーゼルのベルランゴはAdBlueの補充が必要ですか?
必要です。燃料の軽油とは別に、AdBlue(尿素水)を専用の補給口から足します。残量はメーターで分かり、点検の時にディーラーで補充してもらうこともできます。グレードによる違いはありません。
まとめ
- 日本向けベルランゴは全車1.5L BlueHDiディーゼルで、燃料は軽油
- ハイオク・レギュラーは入れられない。間違えたらエンジンをかけずに連絡
- ガソリン車・ハイブリッド・PHEV・EVは日本向けに無い
- 燃費はWLTC 18.1km/Lで高速道路が得意
- AdBlueの補充と、短距離ばかりの使い方には注意





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