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ベルランゴを調べていると、リフターやドブロがそっくりで『これ、同じ車なの?』と驚きますよね。中にはトヨタの名前まで出てきて、余計に混乱する方もいるはずです。
結論から言うと、ベルランゴの兄弟車は日本ではプジョー リフターとフィアット ドブロです。トヨタ版は欧州で売られていて、日本では買えません。
この記事では、兄弟車のどこが同じでどこが違うのかを、数字で確かめていきます。
ベルランゴの兄弟車はどれ?
日本で買えるベルランゴの兄弟車は、プジョー リフターとフィアット ドブロの2台です。欧州ではオペル コンボとトヨタ プロエース シティ ヴァーソも兄弟にあたります。
シトロエン、プジョー、フィアット、オペルは、今はStellantisという同じグループの会社です。グループで1つの車の骨格を作り、ブランドごとに顔や装備を変えて売っているんです。
| 車名 | ブランド | 日本での販売 |
|---|---|---|
| シトロエン ベルランゴ/ベルランゴ ロング | シトロエン | あり(シトロエン正規ディーラー) |
| プジョー リフター/リフター ロング | プジョー | あり(プジョー正規ディーラー) |
| フィアット ドブロ/ドブロ マキシ | フィアット | あり(フィアット正規ディーラー) |
| オペル コンボ | オペル | 欧州向け |
| トヨタ プロエース シティ ヴァーソ | トヨタ | 欧州向け |
ドブロ マキシはドブロの長いボディ版で、ベルランゴ ロングやリフター ロングと同じ立ち位置です。

ベルランゴはトヨタの車なの?OEMとの違い
『ベルランゴ トヨタ』と調べる方がいるのは、欧州でトヨタ版が売られているからです。トヨタ プロエース シティ ヴァーソは、ベルランゴと同じ骨格を使ってトヨタのバッジを付けた車なんです。
これはトヨタが作ったのではなく、Stellantis側が作った車をトヨタのブランドで売るOEMの形です。だからベルランゴがトヨタの車というわけではありません。
一方、リフターやドブロは、グループ内で共同で使う骨格を持つ兄弟車です。こちらも骨格やエンジンなど部品の多くが共通なので、OEMに近い感覚で見て大丈夫です。
OEMは、ほかの会社が作った車を自社ブランドで売る形です。兄弟車は、同じグループで骨格やエンジンを共有して、ブランドごとに作り分けた車を指します。ベルランゴの場合、どちらで呼ばれても中身が近いことに変わりはありません。
『じゃあトヨタのお店で整備してもらえる?』と気になるかもしれません。日本ではトヨタ版が売られていないので、整備はシトロエン正規ディーラーに相談するのが基本です。
兄弟車で同じ部分はどこ?
リフターとは公式の数字で比べられるので、同じ部分を並べてみます。数字は2026年10月時点の公式諸元によるものです。
| 項目 | ベルランゴ | リフター |
|---|---|---|
| エンジン | 1.5Lディーゼルターボ 1,498cc | 1.5Lディーゼルターボ 1,498cc |
| 最高出力/最大トルク | 130ps/300Nm | 130ps/300Nm |
| トランスミッション | 8速AT(パドル付き) | 8速AT(パドル付き) |
| 駆動方式 | FF | FF |
| 全幅 | 1,850mm | 1,850mm |
| ホイールベース | 2,785mm(ロング2,975mm) | 2,785mm(ロング2,975mm) |
| 最小回転半径 | 5.6m(ロング5.8m) | 5.6m(ロング5.8m) |
| WLTC燃費 | 18.1km/L | 18.1km/L |
| 燃料/タンク | 軽油/50L | 軽油/50L |
| 自動車税(年) | 30,500円 | 30,500円 |
こうして並べると、走りに関わる部分はほとんど同じだと分かりますよね。エンジン、変速機、燃費、税金まで一致しています。
使い勝手でも共通点が多いです。後席のスライドドアはどちらも手動で、2列目は同じ幅の3席独立シート、ISOFIXは2列目3席に付きます。
安全装備も、主な機能はほとんど共通です。どちらにもアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き・約0〜180km/h)とレーンポジショニングアシストが付いています。
ブラインドスポットモニターや、被害軽減ブレーキのアクティブセーフティブレーキも両方にあります。『安全面で選ぶならどっち?』と迷う必要は、あまりないんです。
- 両側スライドドアはどちらも手動
- 2列目は3席独立で、3席すべてにISOFIX
- 7人乗りの3列目は2席独立で、取り外しと前後スライドができる
- 後ろはガラスだけ開けられるリアオープニングガラスハッチ付き
- 純正ナビは無く、CarPlay・Android Autoで使う
兄弟車で違う部分はどこ?
中身が同じでも、ブランドごとに個性を出しているところがあります。ここが兄弟車選びの決め手になるんです。
| 項目 | ベルランゴ | リフター |
|---|---|---|
| 全高 | 1,830mm(ロング1,850mm) | 1,855mm(ロング1,875mm) |
| 全長(7人乗り) | 4,770mm | 4,760mm |
| 運転席 | 一般的なステアリング | 小径ステアリングのi-Cockpit |
| ガラスルーフ | 5人乗りのMAX系にMODUTOP | カタログモデルには無し |
| 路面モード切り替え | XTR GCPのみ | 全車 |
| タイヤ | 205/60R16(XTR系205/55R17) | 215/60R17 |
| スペアタイヤ | 無し(パンク修理キット) | 付き |
| 現行のグレード数 | 4 | 2 |
全高の差は25mmです。リフターはタイヤもひと回り大きく、並べると少し背が高く見えます。
『ドブロの違いは?』と気になる方もいますよね。ドブロもデザインと装備、販売店が違う兄弟車です。
この記事ではドブロの数値は扱いません。価格や装備は、フィアット公式で最新の内容を見てみてください。

価格の違い
2026年10月時点の価格も見ておきましょう。どちらも経済変動加算額300,000円込みの税込価格です。
| ベルランゴ | 価格 | リフター | 価格 |
|---|---|---|---|
| MAX | 4,490,000円 | GT | 4,780,000円 |
| MAX XTR Grip Control Package | 4,698,000円 | GT | 4,780,000円 |
| LONG MAX | 4,670,000円 | LONG GT | 4,980,000円 |
| LONG MAX XTR Grip Control Package | 4,878,000円 | LONG GT | 4,980,000円 |
装備の近いXTR GCPとリフターで比べると、差は5人乗りで82,000円、7人乗りで102,000円です。4台そろえた比較はベルランゴとリフター・ドブロ・カングーの比較にまとめています。
兄弟車だと何が得をする?
中身が共通していることで、買う側にもうれしい点があります。
情報が見つけやすい
同じエンジンと変速機なので、リフターやドブロの話がベルランゴにもそのまま当てはまることが多いです。整備や燃費の情報を探す時に、兄弟車の情報も参考にしやすいんです。
ただ、装備やタイヤサイズは違うので、部品を買う時は自分の車の型式で確かめましょう。ベルランゴの型式は5人乗りが3DA-K9CYH01、ロングが3DA-K9CYH01Lです。
中古で探す時も兄弟車を知っておくと便利
中古で探すなら、兄弟車の関係を知っていると候補が広がります。ただ、過去のグレード名がブランドごとに違うので、そこだけは注意が必要です。
| 車名 | 現行のグレード | 中古で出会う過去のグレード名 |
|---|---|---|
| ベルランゴ | MAX/MAX XTR GCP/LONG MAX/LONG MAX XTR GCP | FEEL、SHINE、SHINE XTR PACK、FEEL PACK、デビューエディション |
| リフター | GT/LONG GT | アリュール、GTライン、デビューエディション |
ベルランゴは2024年10月、リフターは2024年8月にマイナーチェンジしています。どちらもこの時に10インチの画面やデジタルメーター、レーンポジショニングアシストが加わりました。
『同じ年式なら装備も同じ?』と思うかもしれません。実は、改良の前と後で装備がかなり違うんです。
中古で比べる時は、マイナーチェンジの前か後かを先に確かめておきましょう。
ベルランゴの改良内容は2024年マイナーチェンジで変わった点で詳しく書いています。
見積もりで比べやすい
中身が同じなら、選ぶ基準は顔と装備と値段になります。シトロエンとプジョーの見積もりを並べると、オプション込みの総額で比べやすいですよ。
『中身が同じなら、リフターの部品をそのまま使える』と思い込むのは危険です。ホイールやタイヤ、内装部品はサイズや形が違うことがあります。部品は型式と車台番号で確かめるのが確実です。
新車で買う時の値引きの考え方は、ベルランゴの値引き相場と交渉の順番で解説しています。
兄弟車の中からベルランゴを選ぶ理由は?
最後に、兄弟車の中でベルランゴを選ぶ理由を考えてみます。
- 5人乗りでガラスルーフが欲しい
- 16インチのMAXで価格を抑えたい
- ボディカラーを多くの中から選びたい
- 小径ステアリングの運転感覚が好き
- スペアタイヤを積んでおきたい
- 全車に路面モード切り替えが欲しい
ベルランゴは現行で4グレードあり、5人乗りと7人乗りのそれぞれで、16インチのMAX系と17インチのXTR系を選べます。リフターはGTとLONG GTの2つなので、選び方の幅はベルランゴのほうが広いんです。
『どれも同じなら、好きな顔で選んでいいの?』という声もあります。実はそれも立派な選び方なんです。
毎日目にする車なので、見た目が気に入っているかどうかは大事です。
カングーとも迷っているなら、ベルランゴとカングーの比較も合わせて読んでみてください。カングーは兄弟車ではないので、違いがもっとはっきりしています。
よくある質問
ベルランゴはOEMの車ですか?
ベルランゴはシトロエン自身の車で、OEMではありません。欧州で売られているトヨタ プロエース シティ ヴァーソが、ベルランゴと同じ骨格を使ったOEM車にあたります。
ベルランゴの兄弟車でトヨタの車は日本で買えますか?
トヨタ プロエース シティ ヴァーソは欧州向けで、日本では販売されていません。日本で買える兄弟車はプジョー リフターとフィアット ドブロです。
ベルランゴとリフターはエンジンが同じですか?
同じです。どちらも1.5Lディーゼルターボで130ps・300Nm、8速ATの組み合わせです。WLTC燃費もどちらも18.1km/Lです。
兄弟車の部品は共通で使えますか?
エンジンまわりなど共通の部分は多いですが、ホイールやタイヤ、内装は違うことがあります。部品を選ぶ時は型式と車台番号で確かめてください。
ベルランゴとリフターで安全装備は違いますか?
主な機能はほぼ共通です。どちらもアクティブクルーズコントロールやレーンポジショニングアシスト、ブラインドスポットモニターを備えています。カメラの種類など細かな違いはあるので、装備表で確かめてください。
ドブロとベルランゴはどちらが安いですか?
この記事ではドブロの価格を扱っていません。ドブロの最新価格はフィアット公式で確かめ、ベルランゴの見積もりと同じ条件で比べるのがおすすめです。
まとめ
- 日本で買える兄弟車はプジョー リフターとフィアット ドブロ
- トヨタ プロエース シティ ヴァーソは欧州向けのOEM車で、日本では買えない
- エンジン、変速機、燃費、自動車税はリフターと同じ
- 違うのは全高、運転席、ガラスルーフ、タイヤ、スペアタイヤ
- 兄弟車選びは、顔と装備と見積もりの総額で決めてよい





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