ベルランゴの中古はなぜ安い?安い理由と買ってはいけない個体

中古車店の展示場に並ぶ箱型MPV

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

中古車サイトでベルランゴを見ていて、思ったより安い個体が混じっていて驚いた。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、安く見える一番の理由は、初期の年式が今よりずっと安い新車価格で売られていたことです。安いから悪い車というわけではありません。ただ、整備の記録が追えない個体だけは避けておきましょう。

この記事では、新車価格の推移の表を使って「安さの正体」を確かめ、手を出さないほうがいい個体の見分け方までお伝えします。

目次

ベルランゴの中古が安く見えるのはなぜ?

先に結論

安く見える理由は大きく3つです。初期の新車価格が低かったこと、2024年10月の改良で見た目と画面が新しくなったこと、そして輸入車のディーゼルという点で敬遠する人がいることです。

『こんなに安いなら、何か問題があるのでは?』と不安になりますよね。

実は、ベルランゴの中古は「元の値段」がそもそも違うんです。

日本でカタログ販売が始まったのは2020年10月です。この時の新車価格は、いまの価格より100万円以上安く設定されていました。

新車価格はここまで変わってきた

日本で売られたベルランゴは、3代目(K9系)だけです。初代はごく少数の輸入にとどまり、2代目は日本に入っていません。

その3代目の新車価格を、時期ごとに並べてみます。

時期グレード新車価格(税込)
2019年10月デビューエディション(限定車)3,250,000円
2020年10月FEEL3,120,000円
2020年10月SHINE3,380,000円
2020年10月SHINE XTR PACK3,430,000円
2023年1月LONG SHINE(7人乗り)4,433,000円
2024年1月MAX(SHINEから名前変更)4,227,000円
2024年10月MAX(マイナーチェンジ後)4,390,000円
2026年10月時点MAX(現行)4,490,000円
2026年10月時点LONG MAX(現行)4,670,000円

2020年のFEELと、2026年10月時点のMAXを比べると、新車の時点で1,370,000円の差があります。

中古の値段は、この新車価格から年数と走行距離の分だけ下がっていきます。元が安ければ、中古も安く見えるのは自然なことなんです。

ベルランゴの新車価格の推移と中古が安く見える理由

安い理由1:初期の年式と過去グレードが多い

中古で見かける安い個体の多くは、2020〜2022年ごろのFEELやSHINEです。

いずれも今は売られていない過去のグレード名です。現行の4グレードは、MAX/MAX XTR Grip Control Package/LONG MAX/LONG MAX XTR Grip Control Packageです。

中古でよく出会う名前
  • デビューエディション(2019年の限定車)
  • FEEL/SHINE/SHINE XTR PACK(2020年〜)
  • FEEL PACK(2023年の特別仕様車)
  • LONG SHINE/LONG SHINE XTR PACK(2023年〜・7人乗り)
  • MAX/MAX XTR PACK(2024年1月〜の名前)

名前は古くても、エンジンは同じ1.5L BlueHDiディーゼルです。グレードの違いは、ベルランゴのグレードの違いで詳しく見ています。

『古いグレードって、走りが劣るの?』と思う方もいますよね。

走りの土台は同じなので、大きく劣るわけではありません。違いが出やすいのは画面やメーター、安全装備の細かいところです。

安い理由2:2024年10月の改良で「前の顔」になった

2024年10月4日に、ベルランゴはマイナーチェンジを受けました。

ここで顔つきとロゴが新しくなったため、それより前の個体は見た目で「前の型」と分かるようになったんです。

項目改良前(〜2024年9月)改良後(2024年10月〜)
ロゴ従来のロゴ新世代ロゴ
タッチスクリーン8インチ10インチ
メーターデジタルではないデジタルメーター
レーンポジショニングアシストなしあり
ステアリングヒーターなしあり
ソフトの自動更新(OTA)なしあり

こうした違いがあるので、改良前の個体は値段が付きにくくなります。

逆に言うと、画面の大きさやメーターにこだわらない方には、改良前は狙いやすいところです。

改良前で割り切れるか考えたいこと
  • スマホをつないで使う画面が8インチで足りるか
  • 車線の中央を保つ機能が無くても困らないか
  • 冬にハンドルが冷たいのを気にしないか

改良で何が変わったかは、2024年マイナーチェンジの変更点にまとめています。

輸入車のディーゼルを敬遠する人もいる

ベルランゴは、全車が軽油で走るディーゼル車です。ガソリン車やハイブリッドは日本にありません。

『輸入車のディーゼルって、修理が高そう』と感じる方は少なくないんです。

こうした不安を持つ人が多いと、中古で欲しい人の数が減り、値段も上がりにくくなります。

ディーゼルで気にしたいところ
  • 近所の買い物ばかりの使い方だと、排ガスをきれいにする装置に負担がかかりやすい
  • 整備の記録が無いと、手入れの状態が分からない
  • 輸入車の部品は、取り寄せに時間がかかることがある

ただ、燃費は現行モデルでWLTC 18.1km/L、自動車税は年30,500円です(公式カタログ値・税区分)。背の高い7人乗りクラスとしては、維持しやすい部類ですよね。

ディーゼルの良いところと注意点は、ディーゼルのメリットと注意点で確かめておきましょう。

ヤフオクや個人売買のベルランゴは安い?

ヤフオクなどの個人売買では、お店より安い値段でベルランゴが出ていることがあります。

ただし、安い分だけ自分で背負うことが増えます。ここが大事なところです。

比べるところ認定中古車一般の中古車店ヤフオク・個人売買
価格高め中くらい安めのことが多い
保証シトロエン認定中古車の保証店ごとに違う基本は無い
整備ディーラーで点検店ごとに違う出品者次第
名義変更店がする店がする自分で手配することも
現車を見るできるできるできないこともある

例えば、写真ではきれいでも、スライドドアの動きやエアコンの効きは写真では分かりません。

「現車を見せてもらえますか」
「遠方なので、写真だけでお願いします」

こんなやり取りになった時は、いったん立ち止まって考えてみてください。

個人売買で最低限そろえたいもの
  • 車検証の写し(型式と初度登録年月を見る)
  • 点検整備記録簿(いつ、どこで、何をしたか)
  • 修復歴の有無についての説明
  • 警告灯が出ていないメーターの写真

保証のある買い方との違いは、シトロエン認定中古車と一般中古車の違いで比べています。

買ってはいけないベルランゴの中古はどれ?

安い理由が「元の値段が安かったから」なら、気にしすぎなくて大丈夫です。

気をつけたいのは、安い理由が車の状態にある個体なんです。

手を出さないほうがいい個体
  • 点検整備記録簿が無く、整備の履歴が追えない
  • メーターに警告灯が付いたまま売られている
  • 修復歴があるのに、どこを直したか説明が無い
  • 手動スライドドアの開け閉めで、引っかかりや異音がある
  • 試乗をさせてもらえない、エンジンをかけさせてもらえない

『見た目がきれいなら大丈夫でしょ?』と思いがちですよね。

ベルランゴの中古で避けたい個体の見分け方

でも、ディーゼル車は見た目よりも整備の中身のほうが大事です。外装がピカピカでも、記録簿が無ければ安心材料にはなりません。

現車で見ておきたいところ

お店に行ったら、次の順で確かめてみてください。

現車チェックの順番
  1. 車検証で型式と初度登録年月を見る(現行の5人乗りは3DA-K9CYH01、ロングは3DA-K9CYH01L)
  2. 記録簿で、オイル交換や点検の間隔が空きすぎていないか見る
  3. エンジンをかけて、警告灯が消えるか確かめる
  4. 左右のスライドドアを何回か開け閉めする
  5. 5人乗りなら天井のガラスルーフと収納、ロングなら3列目の脱着を試す
  6. 試乗で、8速ATの変速にぎくしゃくがないか感じる

スペアタイヤは付いていません(パンク修理キット)。修理キットが残っているかも見ておくと安心です。

リコールの対策済みかどうかは、国土交通省のリコール検索と、ディーラーでの確認が確実です。

安いベルランゴを選ぶ時の考え方

安い個体を選ぶ時は、車両価格だけで決めないのがコツです。

買った後に整備でお金がかかれば、結局は高くつくこともあります。

『10万円安いなら、そっちでいいかな』と思った時こそ、ひと呼吸おいてみてください。

例えば、タイヤが交換時期なら4本分、記録簿が無いなら納車前の点検分が、あとから上乗せされます。見積もりの段階で、乗り出しまでの総額を出してもらうと比べやすくなりますよ。

安くても選んでいい個体
  • 記録簿がそろっていて、点検が続いている
  • 安い理由が年式・改良前・過去グレードで説明できる
  • 試乗ができて、警告灯が出ていない
避けたい個体
  • 安い理由を聞いても、はっきりしない
  • 整備の履歴が分からない
  • 保証が無く、現車も見られない

もう1つ、乗りたい人数で選ぶ車が変わる点も忘れずに。7人乗りのロングは2023年1月からなので、中古で探せる年式は5人乗りより新しくなります。

年式と走行距離の狙い目は、ベルランゴの中古車の選び方で順番に見ています。

新車との差額も気になる方は、ベルランゴの値引き相場と交渉の順番もあわせて読んでおくと、中古と新車のどちらが得か比べやすくなります。

条件を決めたら、在庫を絞って見てみるのが早いですよ。

ベルランゴ買いたいドットコム

ベルランゴの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、ベルランゴの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問

ベルランゴの中古が安いのは故障が多いからですか?

安さの大きな理由は、初期の新車価格が低かったことと、2024年10月の改良で前の型になったことです。故障の多さだけで決まっているわけではありませんが、整備の記録がそろった個体を選ぶのが安心です。

一番安く見つかるのはどの年式ですか?

2020年10月にカタログ販売が始まったころのFEELやSHINEが多いです。FEELの新車価格は3,120,000円で、2026年10月時点のMAX(4,490,000円)より安く売られていました。

ヤフオクでベルランゴを買っても大丈夫ですか?

買うこと自体はできますが、保証は基本的に無く、名義変更や整備を自分で手配することもあります。記録簿や車検証の写しを見せてもらえない場合は、見送ったほうが無難です。

改良前と改良後はどこで見分けますか?

一番分かりやすいのはフロントのロゴと、ダッシュボードの画面の大きさです。改良前は8インチ、2024年10月以降は10インチになっています。

安いベルランゴにも4WDはありますか?

いいえ。日本で売られたベルランゴはすべて前輪駆動(FF)です。雪道に強い「グリップコントロール」はXTR系のグレードに付いていますが、4WDではありません。

まとめ

この記事の要点
  • 中古が安く見える一番の理由は、2020年のFEEL(3,120,000円)など初期の新車価格が低かったこと
  • 2024年10月の改良で顔・画面・メーターが新しくなり、改良前は値段が付きにくい
  • 輸入車のディーゼルを敬遠する人がいることも、値段が上がりにくい理由
  • ヤフオクなど個人売買は安い分、保証と整備を自分で背負う
  • 記録簿が無い、警告灯が出ている、試乗できない個体は避ける
ベルランゴ買いたいドットコム

ベルランゴ買いたいドットコム 編集部

ベルランゴの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次